2級管工事施工管理技士 出題傾向と対策

2級管工事施工管理技士試験の傾向と対策を分析し、効率のよい勉強方法&勉強ツールを紹介致します。

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○2級管工事施工管理技士とは

「2級管工事施工管理技士」は、施工管理士国家資格の1つです。

建設業における、空調設備工事、給排水衛生工事、浄化槽工事、ガス配管工事等の「管工事」で施工計画の作成・工程管理・品質管理・安全管理を行うことができる建設業法の「主任技術者」になれます。

また、経営事項審査の加点対象で2点の付与があります。

○受験申込

2級管工事施工管理技士試験は、一般財団法人全国建設研修センターにより開催されます。

ホームページは「一般財団法人全国建設研修センター」になりますので必ず確認して下さい。

申込受付期間

毎年GW明け、5月初旬から受験申込が始まります。よく申込期限間際になって、各種提出書類を準備される方がいます。

・申込用紙の手配

・卒業証明書

・住民票

・申込用紙の記入(実務経験年数を証明する物件等)

と学校・役所等に行かないと手に入らない書類、実務経験を記入するのに参考とする過去の物件資料を探す等、申込用紙を即日提出することは結構困難なので、事前に提出出来るように書類の手配を取っておくことをおススメします。

試験日・合格発表

2級については「学科試験」「実地試験」同日で行われます。

試験日:11月第3週の日曜日 / 合格発表:翌年2月下旬

ちなみに合格発表は、合格発表日10時頃に一般財団法人全国建設研修センターのホームページで検索することが出来ます。また合格通知は、合格発表日に発送すると思われますので家に到着すのは合格発表日から1,2日となります。

私の場合、合格発表日の次の日に合否通知が到着しました。

合格基準

合格基準は、学科試験・実地試験ともに60%以上となっております。

学科試験については、マークシート形式で40問中24問正解で合格となりますので、試験後「速報」で答え合わせを行えば合否の確認を行えます。

速報を掲載しているのは、資格の学校がメインとなっており・・・

日本建設情報センター

日建学院

株式会社東北技術検定研修協会ー

などがありますので、参考になさって下さい。

実施試験については、論述問題・配点不明 等で正直合格発表まで合否が全く分かりません。

試験地

札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の13地区で開催されております。

また、学科試験のみ ですが宇都宮でも開催されております。

受験料手数料

学科・実地試験:8,500円 / 学科試験:4,250円 / 実地試験:4,250円

※国家試験であり、上記受験手数料には消費税を含みません。(非課税)

受験要件

受験するには条件があり、下記の通り実務経験が必要となってきます。

学科 実務経験年数
指定学科卒業後 指定学科以外卒業後
大学

専門学校「高度専門士」

1年以上 1年6ヶ月以上
短期大学・高等専門学校

専門学校「専門士」

2年以上 3年以上
高等学校・中等教育学校

専門学校(「高度専門士」「専門士」を除く)

3年以上 4年6ヶ月以上
その他 8年以上

※試験前日までで計算して、上記の実務経験が必要となります。

指定学科とは、土木工学、都市工学、衛生工学、電気工学、機械工学、建築学などを言いますが、正確には「受験の手引き」を確認して下さい。

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○難易度・合格率

2級管工事施工管理技士試験の合格率は、学科54%・実地39%となっております。

合格率を見る限り難しい資格試験ではありませんが、1発合格となると事情が変わってきます。1級と違い2級は、学科試験と実地試験が同一日に開催されます。出題傾向の違う2つの試験対策を平行して行うには、勉強の段取りを十分にする必要が出てきます。

私の経験則から言うと、正直1発合格するのは、1級管工事施工管理技士より難しいです!

H22年

(%)

H23年

(%)

H24年

(%)

H25年

(%)

H26年

(%)

H27年

(%)

H28年

(%)

50.9 47.3 50.7 50.1 59.8 57.9 66.2

37.1 32.4 37.1 37.9 36.4 45.9 44.5

H29年

(%)

H30年

(%)

H31年

(%)

H31年

(%)

H32年

(%)

H33年

(%)

平均

(%)

54.7

38.8

○勉強方法

「2級管工事施工管理技士試験」の勉強方法を紹介したいと思います。

2級管工事施工管理技士試験には、「学科試験」と「実地試験」が存在します。それぞれ勉強方法が違いますので、注意が必要です。

※学科試験勉強の延長で、実地試験が合格出来ると思っていると不合格になってしまいます。学科試験と実施試験は、全く違う問題だと認識した方がいいです。

【学科試験】

学科試験の出題は、過去問から類似出題されるので過去問(3~10年前)を基に勉強することが一番効率の良い勉強方法となります。

私は、下記テキスト「2級管工事施工管理技術検定試験問題解説集録版」をおススメします。

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感想(1件)

過去5年分の過去問について、詳細な解説がついているので理解度が高くなり記憶にも残ります。

【実地試験】

実地試験の出題は、予想が可能です。

出題予想に対する解答を準備し暗記することで、確実に合格できます。解答は文章形式ですので暗記しやすいです。

⇒出題予想に対する解答については、私が実地試験時に作成した「勉強ノート」をアップしておきます。印刷して日々の勉強(暗記)の参考になさって下さい。 

【勉強時間】

勉強時間ですが、人それぞれ「ベースとなる知識」「個人能力」等違いますので、目安として下さい。

試験2ヶ月前から毎日1時間(約60時間)の学習で合格出来ると思います。

・勉強開始時期に関して「早すぎると、勉強意欲を維持させることが困難」「遅すぎると、勉強量を上げることが困難」となることがあるので、試験日の2ヶ月位前からスタートさせるのが良いと思います。

・勉強時間に関して、毎日2,3時間出来るのであれば実施して下さい。上限はありません。勉強時間に比例して合格する確率が上がります。そして、勉強開始時期から逆算すると最低1時間程度は勉強しないと勉強量が少なく、勉強が完結しなかったり・記憶に残っていなかったりします。

○学科試験の傾向と対策

学科試験に関して、下記の表の通り出題傾向が確立されております。

出題 出題項目 出題選択
 問題No,1~6問 一般基礎、電気・建築 6問中6問解答(必須)
 問題No,7~23問 空調、給排水衛生 17問中9問解答(選択)
 問題No,24~28問 機器材料、設計図書 5問中5問解答(必須)
 問題No,29~42問 施工管理 14問中12問解答(選択)
 問題No,43~52問 関連法規 10問中8問解答(選択)

○実地試験の傾向と対策

実地試験に関しても、下記の表の通り出題傾向が確立されております。

出題  出題項目 出題選択 
 問題No,1  施工要領図(正誤) (必須)
 問題No,2  空調設備の施工 (留意点) (選択)
 問題No,3  給排水設備の施工(留意点)
 問題No,4  バーチャート作成 (選択)
 問題No,5  法令(穴埋め)
 問題No,6  施工経験記述 (必須)

それでは、一問一問確認して行きましょう。

【問題No,1】施工要領図

設問記載の「施工要領図の正誤確認」「機材の使用場所・使用目的」が出題されます。出題は、過去問からの流用が多くなっているので、対策として過去問の勉強が重要となってきます。私の受験した時は、5問中4問過去問から流用されておりました。

【問題No,2・3】空調設備・給排水設備の施工留意

「空調設備」「給排水設備」からの選択問題となっており、施工上の留意事項を4点記載する出題となっております。これも過去問から出題されますので、対策として過去問の勉強となります。私の受験した時は、「給排水設備」が過去問から流用されておりました。

【問題No,4】バーチャート作成

設問に対してバーチャートを作成する問題となっております。バーチャートを作成出来れば問題なく解答出来る問題です。私は、問題No,5法規(労働安全衛生法)を選択解答したので、申し訳ないのですが詳しくはありません。

【問題No,5】法規(労働安全衛生法)

設問は5問あり「2問は数値を答える問題」「3問は選択欄より適切な語句を選ぶ問題」となっております。対策として「労働安全衛生法の10個程度の数値を暗記」と「解答のルールの暗記」となります。ちなみにこの問題も、過去問から出題されています。

●暗記する数値

①2m以上の作業には「作業床の設置」「安全帯を取付ける設備」「照明の確保」が必要。
②1.5mをこえる箇所での作業には、昇降設備を配置
③移動はしごは、幅30cm以上、設置角度75度以下とする。
④3m以上の高所から物体を投下する際、投下設備を設ける。
⑤室内に設ける通路には、高さ1.8m以内に障害物を置かない
⑥架設通路は、勾配30度以下とする。また、勾配15度を超える場合は、踏みさん等の滑り止めを設ける。
⑦足場は、幅40cm以上 床材のすき間3cm以下とする。また高さ85cm以上の手摺を設置する。
⑧ガスの容器は、温度40度以下に保つこと。
⑨酸欠とは、酸素濃度18%未満の状態である。
⑩手掘りによる掘削について
(1)砂からなる地山 勾配35度以下 高さ5m未満
(2)崩壊しやすい地山、勾配45度以下 高さ2m未満
(3)岩盤等の堅い地山、勾配90度以下 高さ5m未満
となっております。

●解答のルール

「○○○」を選任しなければならない⇒ 『作業主任者』
※事業所に常時10人以上…と言う文言があれば『安全推進責任者』となります。
「○○○」を行わなければならない⇒ 『特別の教育』
「○○○」を修了した者⇒ 『技能講習』

となっております。

【問題No,6】施工経験記述

一番配点が高いと言われる施工経験記述問題ですが、「工程管理」「安全管理」「品質管理」の3つの内2つが出題されます。パターンがあり出題される設問はある程度予想が出来ますが、施工経験記述を2つ覚えるも・3つ覚えるも同じなので、全てに対応出来るように3つ覚えてしまいましょう。それに、時々出題パターンを崩して来るので3つの出題に対応出来る様にしておいた方が確実です。

○過去問データ

過去問を掲載しておきますが解説がありませんので、解答の解説付きの過去問集を購入することを強くおススメします。下記の過去問データは、模擬試験用としてお使い下さい。

※模擬試験で合格圏内の点数を何度も取れるようになると自信が付き、試験前の不安がなくなります。そこまでになれば合格間違えなしですね。

過去問 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年
学科 平成19年管工事施工管理技士【学科試験】 平成20年管工事施工管理技士【学科試験】 平成21年管工事施工管理技士【学科試験】 平成22年管工事施工管理技士【学科試験】 平成23年管工事施工管理技士【学科試験】 平成24年管工事施工管理技士【学科試験】 平成25年管工事施工管理技士【学科試験】
実地 平成19年管工事施工管理技士【実地試験】 平成20年管工事施工管理技士【実地試験】 平成21年管工事施工管理技士【実地試験】 平成22年管工事施工管理技士【実地試験】 平成23年管工事施工管理技士【実地試験】 平成24年管工事施工管理技士【実地試験】 平成25年管工事施工管理技士【実地試験】

過去問 H26年 H27年 H28年 H29年 H30年 H31年 H32年
学科 平成26年管工事施工管理技士【学科試験】 平成27年管工事施工管理技士【学科試験】 平成28年管工事施工管理技士【学科試験】
実地 平成26年管工事施工管理技士【実地試験】  平成27年管工事施工管理技士【実地試験】 平成28年管工事施工管理技士【実地試験】

最後に皆さんが、合格出来ることを祈っております。頑張って下さい。

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