【過去問】平成23年2級管工事施工管理技士【学科試験】

平成23年 2級管工事施工管理技士【学科試験】の問題と解答・解説をしたいと思います。

⇒過去問題

「2級管工事施工管理技士」について記述した記事も紹介しておきます。学習する前に1度は見た方がいいと思います。

2級管工事施工管理技士 出題傾向と対策
2級管工事施工管理技士試験の傾向と対策を分析し、効率のよい勉強方法&勉強ツールを紹介致します。

2級管工事施工管理技士の学科試験勉強として、過去問を反復学習することが1番効率の良い勉強方法だと思います。しかし「年度別」に過去問を学習するより「出題傾向別」に学習する方が、より記憶に残る学習方法だと私は思います。

出題 出題項目 出題選択
 問題No,1~6問 一般基礎、電気・建築 6問中6問解答(必須)
 問題No,7~23問 空調、給排水衛生 17問中9問解答(選択)
 問題No,24~28問 機器材料、設計図書 5問中5問解答(必須)
 問題No,29~42問 施工管理 14問中12問解答(選択)
 問題No,43~52問 関連法規 10問中8問解答(選択)
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問題番号No,1からNo,6までの6問題は必須問題です。全問題を解答してください。

【No,1】室内環境を表す指標として、関係のないものはどれか

  1. 有効温度(ET)
  2. 揮発性有機化合物(VOCs)濃度
  3. 浮遊物質(SS)
  4. 平均放射温度(MRT)

解答:(3)

・浮遊物質(SS)は、水の汚濁度を視覚的に判断する指標なので「室内環境」とは関係がない。

【No,2】pHに関する文中、_   _内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。

pHは、  A  イオン濃度を表す指数で、その値が7のときは中性であり、9のときは  B  である。

(A)----(B)

  1. 水素-------アルカリ性
  2. 水素-------酸性
  3. 酸素-------酸性
  4. 酸素-------アルカリ性

解答:(1)

・pHは、水素イオン濃度を表す指数で、その値が7の時は中性であり、9の時はアルカリ性である。

【No,3】ピトー管に関する文中、_   _内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。

ピトー管は、水平管内を流れる流体の  A  と静圧の差を測定する計器で、この測定値から  B  を算出することができる。

(A)-----(B)

  1. 全圧---------流速
  2. 動圧---------流速
  3. 全圧---------摩擦損失水頭
  4. 動圧---------摩擦損失水頭

解答:(1)

・ピトー管は、水平管内を流れる流体の全圧と静圧の差を測定する計器で、この測定値から水流を算出することができる。

【No,4】熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 体積を一定に保ったまま気体を冷却すると、圧力は低くなる。
  2. 真空中では、熱放射による熱エネルギーの移動はない。
  3. 温度変化を伴わずに、物質の状態変化のみに消費される熱を潜熱という。
  4. 1kgの物質の温度を1K上げるのに要する熱量を、比熱という。

解答:(2)

・真空状態でも、熱放射による熱エネルギーの移動はある

【No,5】三相誘導電動機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 電動機を定格電圧で始動させたときの始動電流は、全負荷時の定格電流と同じである。
  2. 電源の電圧が降下すると、始動トルクは減少する。
  3. 小容量の送風機やポンプには、普通かご形電動機が広く用いられる。
  4. 3本の結線のうち2本を入れ替えると、電動機の回転方向が変わる。

解答:(1)

・電動機を定格電圧で始動させた時、始動電流は、全負荷時の5~7倍の大きさとなる。

【No,6】コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 型枠の最小存置期間は、平均気温が低いほど長くする。
  2. 鉄筋のかぶり厚さが大きくなると、一般に、建築物の耐久性が高くなる。
  3. スランプ値が大きくなると、ワーカビリティーがよくなる。
  4. 水セメント比が大きくなると、コンクリートの圧縮強度が大きくなる。

解答:(4)

・水セメント比が大きくなるとコンクリートの圧縮強度は、小さくなる

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問題番号No,7からNo,23までの17問題のうちから9問題を選択し、解答してください。

【No,7】空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ダクト併用ファンコイルユニット方式は、空調する室に熱媒体として空気と水を供給する方式である。
  2. ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、ダクトスペースが大きくなる。
  3. マルチパッケージ形空気調和機方式は、屋内ユニットごとに運転、停止ができる。
  4. マルチパッケージ形空気調和機方式は、一般に、暖房時の加湿対策が必要となる。

解答:(2)

・ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べてダクトサイズが小さくなり、合わせてダクトスペースも小さくなる。

【No,8】暖房時の湿り空気線図のC点に対応する空気調和システム図上の位置として、適当なものはどれか。

解答:(3)

・「Aは、室内の①」「Bは、導入外気の②」「Cは、導入外気と室内が混合された③」「Dは、加熱コイル出口空気の④」「Eは、加湿器出口空気の⑤」となる。

【No,9】冷房負荷計算に関する記述のうち、適当でないものはどれか

  1. 外気負荷は、潜熱のみである。
  2. 顕熱比とは、全熱負荷に対する顕熱負荷の割合をいう。
  3. 窓ガラスからの負荷計算では、実効温度差を用いない。
  4.  OA 機器による負荷は、顕熱のみである。

解答:(1)

・外気負荷は、顕熱負荷と潜熱負荷から構成される。

【No,10】パッケージ形空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 冷媒配管が長くなると能力が低下する。
  2. 冷房の場合、外気温度が高いほど成績係数が向上する。
  3. マルチパッケージ形空気調和機は、多数の屋内ユニットと一つの屋外ユニットを組み合わせたものである。
  4. 機械室の面積は、一般に、中央熱源方式に比べ、小さくなる。

解答:(2)

・外気温度が高くなると冷房負荷が増え、冷房能力と成績係数が低下する

【No,11】温水暖房における膨張タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 温度変化に伴う水の膨張・収縮に対して、装置内の圧力の変動を吸収するために設けた。
  2. 運転中の装置内の圧力を常に正圧に保つために設けた。
  3. 開放式膨張タンクは、装置内の空気の排出口としても利用できる。
  4. 密閉式膨張タンクは、必ず配管系の最上部に設置する。

解答:(4)

・密閉式膨張タンクは、任意に高さに取り付けることが出来る。

【No,12】換気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 臭気、燃焼ガスなどの汚染源の異なる換気は、同一系統にしない。
  2. 実験室に設置するドラフトチャンバ内の圧力は、室内よりも負圧にする
  3. 排気送風機は、ダクト内が正圧になる部分が長くなる位置に設けるのが望ましい。
  4. 自然換気は、風力又は温度差による浮力を利用している。

解答:(3)

・排気送風機は、ダクトの端末に設ける。またダクト内は、負圧として汚染空気が排出されないようにする。

【No,13】図に示す開放式の燃焼器具を設けた台所の換気扇の最少風量として、「建築基準法」上、適当なものはどれか。
ただし、燃焼器具の燃料消費量は10kW、燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量は0.93 m3/(kW・h)とする。

  1. 約 190 m3/h
  2. 約 280 m3/h
  3. 約 380 m3/h
  4. 約 470 m3/h

解答:(3)

V=40KQ の公式で求める。V=40×0.93×10=372 m3/hとなる。

【No,14】排煙設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は「建築基準法」上の「階及び全館避難安全検証法」及び「特殊な構造」によらないものとする。

  1. 排煙設備の排煙口、ダクトその他煙に接する部分は、不燃材料で造る。
  2. 排煙口には、手動開放装置を設ける。
  3. 電源を必要とする排煙設備には、予備電源を設ける。
  4. 排煙口の設置は、天井面に限定されている。

解答:(4)

・排煙口は、天井または壁の上部に設置する。

【No,15】水道水の消毒に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 水道水の原水が清浄であっても、必ず消毒しなければならない。
  2. 水道水の消毒薬には、液化塩素、次亜塩素酸ナトリウム等が使用される。
  3. 一般細菌は、塩素で消毒すると、ほとんど検出されなくなる。
  4. 遊離残留塩素より結合残留塩素の方が、殺菌作用が大きい。

解答:(4)

・遊離残留塩素は、結合残留塩素の25倍の殺菌力があり遊離残留塩素の方が殺菌作用が大きい。

【No,16】下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 合流式は、降雨時に越流水を公共用水域に放流するので、分流式に比べ、水質汚濁のおそれが高い。
  2. 合流式の管きょは、分流式の汚水管きょに比べ、最小流速を小さくする。
  3. 管きょの断面形は、小規模下水道では円形又は卵形を標準とする。
  4. マンホールの底部には、下水の円滑な流下を図るため、インバートを設ける。

解答:(2)

・合流式の管きょは、沈殿物の比重が大きくなるので最小流速を大きくする

【No,17】給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 飲料用受水タンクのオーバフロー管の末端に防虫網を設ける。
  2. 床付き散水栓は、土砂の堆積により箱内の水はけが悪くなるので、飲料水系統に使用しない。
  3. 飲料水系統と井水系統の配管は、止水弁と逆止め弁を設けて接続する。
  4. 水道直結方式は、高置タンク方式に比べ、水質汚染の可能性が低い。

解答:(3)

・飲料水系統と井水系統の配管は、止水弁・逆止弁を設けても、クロスコネクションとなるので行わない

【No,18】給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ガス瞬間湯沸し器の出湯能力は、流量1L/分の水の温度を25℃ 上昇させる能力を1号として号数で表す。
  2. 逃がし管は、貯湯タンクなどから単独で立ち上げ、保守用の仕切弁を設ける。
  3. 潜熱回収形給湯器は、燃焼排ガス中の水蒸気の凝縮潜熱を回収することで、熱効率を向上させている。
  4. 屋内に給湯する屋外設置のガス湯沸し器は、先止め式とする。

解答:(2)

・逃がし管には、仕切弁を設けてはいけない

【No,19】排水・通気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ドラムトラップは、水封部に多量の水を保有する。
  2. Pトラップは、Sトラップより水封が破られやすい。
  3. 阻集器にはトラップ機能をあわせ持つものが多いので、器具トラップを設けると、二重トラップになるおそれがある。
  4. 間接排水の水受け容器には、トラップを備える。

解答:(2)

・Sトラップは、器具排水管が満水状態だと自己サイホン作用により水封が破られ可能性がある。

【No,20】通気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 通気管の主な目的は、排水トラップの水封が破られないようにすることである。
  2. 通気管は、管内の水滴が自然流下によって排水管に流れるように勾配をとる。
  3. ループ通気管の管径は、その排水横枝管と通気立て管の管径のうち、いずれか小さい方の 1/2以上とする。
  4. 伸頂通気方式の伸頂通気管の管径は、それが接続される排水立て管の管径の 1/2 以上とする。

解答:(4)

・伸頂通気管の管径は、上端の管径とする。

【No,21】屋内消火栓設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 1号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が30m 以下となるように設置する。
  2. 2号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が15m 以下となるように設置する。
  3. 屋内消火栓箱の上部には、設置の標示のために赤色の灯火を設ける。
  4. 屋内消火栓設備には、非常電源を設ける。

解答:(1)

・室内消火栓設備は、その階の各部からホース接続口まで水平距離25m以下となるように設置する。

【No,22】ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. LNG は、メタンを主成分とした天然ガスを液化したものである。
  2. 「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」では、LPG には「い号」、「ろ号」及び「は号」がある。
  3. 「ガス事業法」では、ガスの圧力が0.1MPa未満を低圧としている。
  4. 内容積が20L以上の充てん容器は、原則として、屋内に置かなければならない。

解答:(4)

・内容積が20L以上の充てん容器は、2m以内に火気をさえぎる措置を講じ、屋外に置くこと。

【No,23】FRP製浄化槽の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 地下水位が高い場所では、浮上防止金具で槽を底版コンクリートに固定する等の対策を行う。
  2. 槽本体の開口部分を立ち上げるかさ上げ工事は、かさ上げの高さが60cm以内のときに採用する。
  3. 漏水検査は、槽を満水にして、24時間以上漏水しないことを確認する。
  4. 槽の水平は、水準器、内壁に示されている水準目安線と水位等で確認する。

解答:(2)

・槽本体を深く埋める場合に開口部分を立ち上げる「かさ上げ工事」は、保守点検・清掃のしやすさを考慮し30cm以内におさえる

問題番号No,24からNo,28までの5問題は必須問題です。全問題を解答してください。

【No,24】飲料用給水タンクの構造に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 衛生上有害なものが入らないようにするため、通気管に防虫網を設ける
  2. タンクの底部には、水抜きのための勾配をつけ、ピットを設ける。
  3. タンクの底部と床面との間には、45cm以上の点検スペースを設ける。
  4. オーバフロー管の排水口空間は、150mm以上とする。

解答:(3)

・飲料用給水タンクの底部と床面との間には、60cm以上の点検スペースを設ける。またタンク上部と天井面との間には、100cm以上の点検スペースを設ける。

【No,25】自動制御における制御対象と機器の組合せのうち、関係のないものはどれか。

--(制御対象)--------------(機器)

  1. 汚物排水タンクのポンプの発停---------ボールタップ
  2. 居室の湿度------------------ヒューミディスタット
  3. ファンコイルユニットのコイルの冷温水量----電動二方弁
  4. 高置タンクの水位---------------電極棒

解答:(1)

汚物排水タンクのポンプの発停は、「電極棒」「フロートスイッチ」にて検出して発停を行う。ボールタップは、「便器洗浄タンク」「受水槽」の給水を自動的に閉止する。

【No,26】配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 仕切弁は、全開時には流体の圧力損失が小さい。
  2. 玉形弁は、流れ方向が決められている。
  3. 逆止め弁には、スイング式やリフト式などがある。
  4. バタフライ弁は、仕切弁、玉形弁に比べ、取付けスペースが大きい。

解答:(4)

・バタフライ弁は、構造が簡単で取付けスペースが小さい

【No,27】ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. スパイラルダクトの接続には、差込み継手又はフランジ継手を用いる。
  2. 長方形ダクトの板厚は、ダクトの周長により決定する。
  3. ノズル形吹出口は、吹出風速を大きくすることができる。
  4. ダクトを拡大した場合の摩擦損失は、同一角度で縮小した場合より大きい。

解答:(2)

・長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺の寸法により決定する。

【No,28】次のうち、「公共工事標準請負契約約款」上、設計図書に含まれないものはどれか。

  1. 設計図面
  2. 現場説明に対する質問回答書
  3. 請負代金内訳書
  4. 仕様書

解答:(3)

・設計図書は、「別冊の図面」「仕様書」「現場説明書」「現場説明に対する質問回答書」となっている。

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問題番号No,29からNo,42までの14問題のうちから12問題を選択し、解答してください。

【No,29】公共工事における施工計画に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 施工計画書として、総合施工計画書と工種別の施工計画書を作成する。
  2. 着工前業務として、工事組織の編成、実行予算書の作成、工程・労務計画等の作成がある。
  3. 施工計画書は、作業者に指示する品質計画などを示すものであり、監督員の承諾を必要としない。
  4. 仮設計画は、設計図書に特別の定めがない場合、原則として、請負者の責任において定めてもよい。

解答:(3)

・施工計画書は、各工種の設計図書に基づき「使用材料」「使用機器」の性能・施工準備・施工方法・注意事項等を記載し、監督者に提出して承諾を得る

【No,30】図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 作業A、作業D及び作業Eは、並行して行うことができる。
  2. 作業Eは、作業Bに関係なく作業Cが完了すれば着手できる。
  3. 作業Gは、作業A及び作業Dが完了しなければ着手できない。
  4. 作業Iは、作業G及び作業Hに関係なく、作業Fが完了すれば着手できる。

解答:(4)

・作業Iは、ダミーで作業G及び作業Hで関連付けられており、作業G、Hが完了しなければ着手できない

【No,31】工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ガントチャート工程表は、各作業の前後関係がわかりやすい。
  2. 総合工程表は、全工事の大要を表したもので、工事区分がわかりやすい。
  3. ネットワーク工程表は、工事途中での工事内容の変更に対応しやすい。
  4. バーチャート工程表は、ガントチャート工程表より必要な作業日数がわかりやすい。

解答:(1)

・ガントチャート工程表は、各作業を横軸に達成度を表した棒グラフで、各作業の前後関係が不明・各作業の日程が不明・工事全体の進捗度が不明・各作業の変化が他の作業に及ぼす影響が不明などの欠点があります。

【No,32】試験・検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 給水管の水圧試験は、全数検査を行う。
  2. 防火区画貫通箇所の穴埋め検査は、全数検査を行う。
  3. 排水管の通水試験は、抜取検査を行う。
  4. ダクトの板厚や寸法などの確認は、抜取検査を行う。

解答:(3)

排水管の通水試験は、逆勾配・漏水等の最終的な検査なので、全数検査を行う

【No,33】建設工事現場における次の業務のうち、「労働安全衛生法」上、特別の教育を受けただけではつかせることができないものはどれか。

  1. つり上げ荷重が1トン未満の移動式クレーンの運転の業務
  2. 可燃性ガス及び酸素を用いて行なう金属の溶接、溶断の業務
  3. 建設用リフトの運転の業務
  4. つり上げ荷重が1トン未満の移動式クレーンの玉掛けの業務

解答:(2)

・「可燃性ガス及び酸素を用いて行なう金属の溶接、溶断の業務」は、特別教育を必要とする業務である。

【No,34】機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 受水タンクより低い位置に揚水ポンプを据え付ける場合の配管は、受水タンクから取り出して立ち下げた後は、ポンプに向かって上り勾配で接続した。
  2. 屋上に設置する冷却塔の補給水口の高さは、高置タンクの低水位面から3mの落差を確保した。
  3. 呼び番号3の送風機の架台は形鋼製とし、吊りボルトによりスラブから吊り下げた。
  4. 耐震基礎の場合、地震による転倒を防止するため、アンカーボルトはスラブの鉄筋に緊結した。

解答:(3)

・呼び番号2以上の送風機は、形鋼でかご型に溶接した架台上に据付け、スラブ鉄筋に緊結したアンカーボルトで固定する。<送風機の設置方法は、実地試験でも良く出てくるのでしっかりと覚えておくこと。>

【No,35】機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. パッケージ形空気調和機は、コンクリート基礎上に防振ゴムパッドを敷いて水平に据え付けた。
  2. 冷凍機は、基礎のコンクリート打込み後、10日間が経過した後に据え付けた。
  3. 貯湯タンクは、断熱被覆外面から周囲の壁面まで、保守・点検用スペースとして60cm確保して据え付けた。
  4. 汚物タンクに設ける排水用水中ポンプは、点検、引上げに支障がないように点検用マンホールの真下から十分に離して設置した。

解答:(4)

・汚水タンクに設ける排水用水中ポンプは、点検用マンホールの近くに設置する。

【No,36】配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 横走り給水管から枝管を取り出す場合は、原則として、横走り管の上部から取り出す。
  2. 排水立て管は、合流する排水横枝管からの排水量に応じて、下層階に行くに従い管径を大きくする。
  3. ループ通気管は、最上流の器具排水管が接続される箇所のすぐ下流の排水横枝管から立ち上げる。
  4. 便所の床下で給水管と排水管を施工する場合は、勾配を考慮して、給水管より排水管を優先して施工する。

解答:(2)

・排水立て管は、最上部から最下部まで同じ管径で配管する。たけのこ配管とはしない。

【No,37】配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断に、パイプカッタを使用した。
  2. 配管用炭素鋼鋼管のねじ加工後、テーパねじ用リングゲージで確認した。
  3. 一般配管用ステンレス鋼管の接続に、メカニカル形管継手を使用した。
  4. 水道用硬質ポリ塩化ビニル管の接着(TS)接合は、受口及び差口に接着剤を塗布した。

解答:(1)

・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断は、ノコギリで直角に切断する。パイプカッタのように管径を潰して切断してはならない。

【No,38】ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 長方形ダクトのエルボの内側曲半径は、ダクトの半径方向の幅の 1/2 以上とする。
  2. 長方形ダクトの長辺と短辺の比は、4以下とした。
  3. 送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、送風機の吐出し口の直後に取り付ける。
  4. ダクトが防火区画を貫通する場合、貫通部の隙間をロックウール保温材で埋めた。

解答:(3)

送風機の吐出し口の直後は、気流が乱れて正確に風量測定が行えない。ダクトが直線となり気流が安定している部分に設ける。

【No,39】ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. アングルフランジ工法のダクトのガスケットの幅は、フランジの幅と同一のものを使用する。
  2. 消音エルボや消音チャンバの消音材には、ポリスチレンフォーム保温材を使用する。
  3. 厨房、浴室の排気ダクトは、ダクトの継目が下面にならないように取り付ける。
  4. 保温を施すコーナーボルト工法のダクトには、補強リブは不要である。

解答:(2)

・ポリスチレンフォーム保温材は、通気性が無く消音材には不適である。

【No,40】保温・塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 保温の厚さとは、一般に、保温材、外装材、補助材のうち、保温材のみの厚さのことである。
  2. 冷水配管の保温施工において、ポリエチレンフィルムを補助材として使用する目的は、保温材の脱落を防ぐためである。
  3. 亜鉛めっきが施されている鋼管に塗装を行う場合は、エッチングプライマを下地処理として使用する。
  4. 塗装の主な目的は、材料面の保護としての防錆・防水・耐薬品並びに耐久性を高めることである。

解答:(2)

・ポリエチレンフィルムを補助材として使用する目的は、防湿、防水である。

【No,41】多翼送風機の試運転調整項目のAからDまでの実施順序として、適当なものはどれか。

A:手元スイッチで瞬時運転し、回転方向を確認する。
B:Vベルトの張りを確認する。
C:軸受け温度を測定する。
D:吐出し側の風量調節ダンパを徐々に開いて、規定風量になるように調整する。

  1. A → B → C → D
  2. A → B → D → C
  3. B → A → C → D
  4. B → A → D → C

解答:(4)

・多翼送風機の試運転順序は、①軸受け注油の確認、⓶据付け状態の確認、③Vベルトの張りを確認、④送風機を手で回し、羽根と内部に異常がないか確認、⑤手元ダンパーを全閉にする、⑥手元スイッチで瞬時運転し、回転方向を確認、⑦吐出し側の風量調節ダンパを徐々に開いて、規定風量になるように調整、⑧軸受け温度を測定、⑨異常音、異常振動がないか確認・・・これが試運転順序となります。

【No,42】腐食に関する文中、_   _内に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

地中に埋設された外面被覆されていない鋼管が建物に貫入する場合、コンクリート壁内の鉄筋と接触すると電位差を生じ、  A  に腐食電流が流れ、  B  が腐食する。

(A)----(B)

  1. 地中から鋼管-----鉄筋
  2. 地中から鋼管-----鋼管
  3. 鋼管から地中-----鉄筋
  4. 鋼管から地中-----鋼管

解答:(4)

・地中に埋設された外面被覆されていない鋼管が建物に貫入する場合、コンクリート壁内の鉄筋と接触すると電位差を生じ、鋼管から地中に腐食電流が流れ、鋼管が腐食する。

問題番号No,43からNo,52までの10問題のうちから8問題を選択し、解答してください。

【No,43】建設工事現場における安全管理体制に関する文中、_   _内に当てはまる用語の組合せとして、「労働安全衛生法」上、正しいものはどれか。

事業者は、労働者の数が常時50人以上の事業場においては、  A  を選任し、その者に安全にかかる技術的事項を管理させなければならない。また、労働者の数が常時10人以上50人未満の事業場においては、  B  を選任しなければならない。

--(A)----(B)

  1. 安全衛生責任者----安全衛生推進者
  2. 安全衛生責任者----作業主任者
  3. 安全管理者------安全衛生推進者
  4. 安全管理者------作業主任者

解答:(3)

・事業者は、労働者の数が常時50人以上の事業場においては、安全管理者を選任し、その者に安全にかかる技術的事項を管理させなければならない。また、労働者の数が常時10人以上50人未満の事業場においては、安全衛生推進者を選任しなければならない。<安全管理体制は、実地試験でも良く出てくるのでしっかりと覚えておくこと。>

【No,44】建設業における休日及び労働時間に関する文中、_   _内に当てはまる、「労働基準法」上に定められている数値の組合せとして、正しいものはどれか。

使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。ただし、4週間を通じ  A  日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。また、使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について  B  時間を超えて、労働させてはならない。

(A)--(B)

  1. 4--------40
  2. 4--------48
  3. 6--------40
  4. 6--------48

解答:(1)

・使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。ただし、4週間を通じ4日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。また、使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。

【No,45】建築物に設ける配管設備に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。

  1. 地階を除く階数が3以上の建築物に設ける配管設備は、不燃材料でなければならない。
  2. 給水管及び排水管は、エレベーターの昇降路内に設けてはならない。
  3. 排水の配管設備で、汚水に接する部分は、不浸透質の耐水材料で造らなければならない。
  4. 雨水排水立て管は、通気管と兼用してはならない。

解答:(1)

・地階を除く階数が3以上の建築物の「換気、暖房又は冷房の設備の風道及びダストシュート・メールシュート・リネンシュート」は不燃材料でなければ造る必要がある。しかし配管設備を、不燃材料で造る必要はない。

【No,46】建築基準法の目的に関する文中、_   _内に当てはまる用語の組合せとして、「建築基準法」上、正しいものはどれか。

この法律は、建築物の敷地、構造、  A  及び用途に関する  B  の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。

--(A)--(B)

  1. 規模------標準
  2. 規模------最低
  3. 設備------標準
  4. 設備------最低

解答:(4)

・この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。

【No,47】建設業法の目的及び用語に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。

  1. この法律は、建設工事の適正な施工を確保し、建設業を営む者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進することを目的とする。
  2. 下請契約とは、建設工事を他の者から請け負った建設業を営む者と他の建設業を営む者との間で当該建設工事の全部又は一部について締結される請負契約をいう。
  3. 発注者とは、建設工事(他の者から請け負ったものを除く。)の注文者をいう。
  4. 元請負人とは、下請契約における注文者で建設業者であるものをいう。

解答:(1)

・建設業法第1条である「この法律は、建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化等を図ることによって、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進し、もつて公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。」とうたわれている。

【No,48】管工事業の許可に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。

  1. 下請負人としてのみ工事を施工する者は、請負代金の額にかかわらず、管工事業の許可を受けなくてもよい。
  2. 管工事業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ、その効力を失う。
  3. 管工事業の許可を受けた者は、管工事に附帯する電気工事も合わせて請け負うことができる。
  4. 一般建設業の許可を受けている者は、発注者から直接請け負った工事を施工するために、下請代金の総額が3,000万円以上となる下請契約を締結することはできない。

解答:(1)

建設業者は、元請、下請と関係なく、請負代金の額にかかわらず、管工事業の許可を受ける。しかし、軽微な工事(=500万に満たない工事)は、管工事業の許可を受けなくても良い。

【No,49】危険物の区分及び指定数量に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。

  1. 重油は、第三石油類である。
  2. 重油の指定数量は、2,000Lである。
  3. 灯油は、第四石油類である。
  4. 灯油の指定数量は、1,000Lである。

解答:(3)

灯油は、第二石油類である。

【No,50】廃棄物の処理に関する文中、_   _内に当てはまる用語の組合せとして、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、正しいものはどれか。

日常生活に伴って生じるポリ塩化ビフェニルを使用した廃エアコンディショナー、廃テレビジョン受信機等は  A  として、また、建築物の新築、改築等に伴って生じた金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず等は  B  として、適正に処理しなければならない。

----(A)---(B)

  1. 特別管理一般廃棄物---産業廃棄物
  2. 特別管理一般廃棄物---一般廃棄物
  3. 特別管理産業廃棄物---産業廃棄物
  4. 特別管理産業廃棄物---一般廃棄物

解答:(1)

・日常生活に伴って生じるポリ塩化ビフェニルを使用した廃エアコンディショナー、廃テレビジョン受信機等は特別管理一般廃棄物として、また、建築物の新築、改築等に伴って生じた金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず等は産業廃棄物として、適正に処理しなければならない。

【No,51】分別解体及び再資源化等に関する記述のうち、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」上、誤っているものはどれか。

  1. 縮減とは、焼却、脱水、圧縮その他の方法により建設資材廃棄物の大きさを減ずる行為をいう。
  2. 特定建設資材とは、コンクリート、プラスチックその他の再資源化が特に必要な建設資材をいう。
  3. 分別解体等に伴って生じた建設資材廃棄物を、資材又は原材料として利用ができる状態(そのまま用いることを除く。)にする行為は再資源化という。
  4. 特定建設資材を用いた建築物等の解体工事の規模が一定の基準以上のものを、対象建設工事という。

解答:(2)

・再資源化が必要な建設資材とは、「コンクリート」「コンクリート及び鉄から成る建設資材」「木材」「アスファルト・コンクリート」であり、プラスチックは含まれていない

【No,52】環境関係法令と届出対象の組合せのうち、関係法令上、関係のないものはどれか。

--(環境関係法令) ------(届出対象)

  1. 大気汚染防止法------ボイラーを設置したばい煙発生施設
  2. 騒音規制法--------指定地域内の工場に設置した特定施設
  3. 振動規制法--------指定地域内での振動を伴う特定建設作業の実施
  4. 水質汚濁防止法------小型浄化槽の設置

解答:(4)

・水質汚濁防止法は、処理対象人員500人以下の浄化槽が除かれているので小型浄化槽についても届け出の必要はない

とここまでで平成23年2級管工事施工管理技士【学科試験】の問題と解答・解説となります。皆さんの合格を祈っております。学習頑張って下さい!

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