日頃仕事をしていると、発想力豊かな人がいます。
発想力と言うと『生まれ持っての才能』と思われる方もいますが『能力』ですので身につけ鍛えることが可能です。
『発想力の鍛え方』は、日常の生活の中で物事の視点やポイントを変えることで行うことができます。
○発想力とは!?
そもそも「発想力」とはなんでしょうか?
「発想」を調べると・・・
- あることを思いつくこと。また、その思いついた考え。思いつき。
- 考えを展開させたり、まとめたりして形をとらせること。
とされています。「あることを思いつくこと!」発明等を思い浮かべる方もいるかもしれませんが・・・日々の仕事の中で使っていることが多々あります。
- 明日会議なので、会議室の準備がされているか確認しようと言う発想
- 来客があるので、お茶があるか確認しようと言う発想
当たり前と思われるかもしれませんが「あることを思いつくこと(=発想)」とは、それ程当たり前のことなのです・・・このことに気付くことも発想と言えます。
○発想力を鍛える方法
結論から言ってしまえば、発想力を鍛える方法は・・・
『仕事以外の多様な分野に興味をもち、情報収集すること』です。
例としては、
・「いつもと違う体験をする」
⇒映画・旅行・イベント参加・散歩など、日頃自分では行わないことを行うこと。
・「普段交流のない人と話をする」
⇒異業種交流・お姉さんの居るお店に行くなど、日頃話さないであろう人と話す機会を持つこと。
となります。
「発想力を抑制させる要因」で紹介しますが・・・同じ仕事を長くやっていうことが1番発想力を抑制させてしまいます。よって、いつもと違うことをすることで、発想力が養われ物事を多角的に見ることが出来る様になります。
○発想する過程
発想を生み出す過程は・・・
- 情報収集(インプット)
- 問題発見
- アイデアの閃き
となっています。
発想を生み出すには、知識が必要となります。前記しましたが発想とは、「あることを思いつくこと」です。知識がなければ思いつくことは、無いといってもいいでしょう。知識を得るには、日頃からアンテナを高くし情報収集することです。
そしてアンテナを高くして情報収集していると、行っている事柄に「これ、おかしいかな!?」「こうすれば、もっと良くできるのに!」と問題発見することが出来るのです。
最後に、情報収集し問題発見と照らし合わせた結果「こうしたら良い!」と新しい閃きが生まれます。
○発想力を抑制させる要因
発想力を抑制さえる5つの要因を紹介します。
1、機能的固着
⇒同じ仕事を長くやっているとやり方が固定されてしまい、それが「当たり前」と認識してしまいます。そうなると「創意工夫する」という発想がなくなってしまいます。
2、同調傾向
⇒日本人は「異なる」ことを嫌いで、みんながやっていることと同じことをやりたがります。そうすると「変化を求める」という発想がなくなってしまいます。
3、権威主義的雰囲気
⇒会社で言う上司から言われたことに対して「異を唱える」ことはなかなか出来ません。そうすると「自分で考える」という発想がなくなってしまいます。
4、ゆとりのなさ
⇒日常業務が忙しくなると、その業務を処理するだけでいっぱいとなってしまいます。そうすると「他の事に気を向ける」という発想がなくなってしまいます。
5、与えられすぎ
⇒日常から充実していると、問題発見することが出来ません(=問題がない)。そうすると「もっと良くした方がいい」という発想がなくなってしまいます。
5つの発想力を抑制させる状況と、自分の置かれた状況を鑑みることで、発想力が抑制されているのではないのかと気付けると思います。
当記事により、日常の中で少し視点や観点を変えることで発想力を鍛えるきっかけが見つけられたら幸いです。