こんにちは!マンションを購入したコンソメチップス(兄)(@sono8932)です。
マンションを購入する時に「立地」は、気になる所です。
購入するマンションの立地によって生活スタイルが変わると言ってもいいでしょう。
そんな“立地”ですが、選定ポイントを知ることでマンション選びの優先順位付けに役立てて下さい。
生活立地の選び方
「一戸建て」ではなく「マンション」を購入と考えたならば、立地条件としては少なくとも駅周辺になるのは必須です。
分譲マンションというのは、便利が悪い土地に原則建ちません。
それなりに駅に近く、生活するうえで便利な場所に建つものです。ただ、その便利な場所に建っているマンションであっても、駅からの距離はさまざまです。
駅が目の前のマンションもあれば、駅から徒歩20分のマンションだってあるのです。
たとえ車を持っていても車を使うのは、歩いて行くことのできない郊外ですよね。となると、最寄り駅までの距離というのも生活スタイルを考えながら、頭に入れておかなければいけません。
駅までの距離が徒歩15分の場所に建っているマンションと仮定してみます。
毎日、通勤にて電車を使う人でも、徒歩15分が苦にならない人もいれば、15分は遠いと感じる人もいるでしょう。
また駅まで15分はかかるけれど、マンションの近くにはスーパー、銀行、学校など生活に欠かせないものすべてが揃っている場合だってあります。
こういう立地条件ならば、家族のある家庭には嬉しい条件ですよね。
家族構成によってその家庭にとってどの立地条件がベストというのは一概にはいえないのです。
マンション購入に関する立地条件は『数年後』という将来も視野に入れた生活スタイルを予想しつつ、考えるのがベストです。
駅近エリア
駅から徒歩で5分以内の物件を「駅近エリア」と分類します。
この「駅近エリア」について詳しく説明してみましょう。
駅の周りには、規模の大きな商業施設の立ち並ぶ商業地域が存在します。
駅ビルはもちろんのこと、ロータリー周辺のショップの数、オフィスなどが建っている地域ですね。
居住棟を含む駅前大型複合開発もこうしたエリアに存在します。そうなるとマンションの建っている場所が駅に近いほど便利度は高くなるのです。
また最寄りとなる「駅」によっても、かなり差が出ます。
急行や快速が停車する便利な駅が最寄り駅だと、駅周辺は栄えているものです。
マンション価格だって高額になるのはおわかりですね。帰宅時や休日もその駅に行けばすべてが揃うというように、暮らしが豊かになるようなテイストがすべて揃っているのも「駅近エリア」の利点です。
最寄り駅としてのパフォーマンスを重視するなら「駅近エリア」は、仕事や通勤に便利で、資産価値も落ちにくいのでおススメの場所です。
また、便利な駅前に建つことの多い「タワーマンションは」階によって、そして方位(何が見えるか)によって価格が全然違います。
同じタワーマンションのどの部屋にしようかというのは、最後は価格次第なところもあるかもしれませんね。
徒歩圏エリア
駅から徒歩で6分~10分以内のエリアを「徒歩圏エリア」と分類します。
第1種中高層住居専用地域や第2種中高層住居専用地域が多いエリアです。
第1種中高層住居専用地域とは、都市計画法第9条で定められた用途地域のひとつで「中高層住宅に係る良好な作用の環境を保護するため定める地域」と定義されています。
低層住居専用地域のような絶対高さ制限がないため、容積率に応じて中高層共同住宅が建築できます。
また2階建て以下で床面積の制限をクリアした飲食店や店舗、大学や病院、独立車庫が建築可能な地域です。
第2種中高層住居専用地域は、第1種同様に都市計画法第9条で定められていて「主として中高層性宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域」と定義されています。
建築できる建物の種類は第1種中高層住居専用地域と同様ですが、第2種中高層住居専用地域では、床面積1500平方メートル以内の飲食店や店舗、さらに事務所等を建築できるようになっています。
また、さまざまな条件をクリアすれば、パン屋、米屋、豆腐屋、菓子屋などの食品製造業や、洋服屋、自転車店等を建てる事もできるエリアなので、利便性も高まります。
このような利便性をアピールするマンションは、徒歩圏エリアに多く建っています。
住宅地を通る道路沿いには近隣商業地域が隣接する場合が多いので、日常的な買い物ができる商店街が多いのが特徴です。
駅から近い場所にマンションが欲しい、生活にも便利な場所にと考える人、そして仕事より私生活を重視するという人がこうした徒歩圏エリアが向いているといえるでしょう。
自転車圏エリア
駅から徒歩で15分前後のエリアを「自転車圏エリア」と分類します。徒歩で駅まで行けない事はありませんが、自転車だとより便利なエリアとなります。
第1種低層住居専用地域が中心のエリアです。
第1種低層住居専用地域とは、今まで同様、都市計画法第9条で定められた用途地域のひとつで「低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域」と定義されています。
最近では、駅に自転車置き場を併設していない駅もあるので、その場合自転車で駅まで、ということは不可能になってきますので確認が必要です。
閑静な住宅地であるこの地域には、住宅や共同住宅は建築可能なのですが、高校以下の学校や図書館、住居を兼ねた小店舗等しか建てられないという制限もあります。
駅からは少々遠く、場合によってはバスを利用するケースも多くなりますが、その分静かで環境の良い住宅地であることが多いエリアです。
仕事よりは生活を重視する方や、いい環境で子育てをと考える方に向く生活立地といえるでしょう。またマンションに住みたいけれど、繁華街はいやだという層にも気に入っていただける立地条件ではないでしょうか。
エリア別の住み心地
今までにあげた「駅近エリア」「徒歩圏エリア」「自転車圏エリア」には、それぞれメリット・デメリットがあります。
駅近エリア
メリット:
- 仕事や通勤に便利
- 便利で楽しい日常生活が送れる
デメリット:
- 繁華街特有の騒音や電車の音などが煩い
- 犯罪率が郊外に比べて高い
自転車圏エリア
メリット:
- 敷地に余裕を持ったつくりのマンションが多いので日照
- 通風は確保しやすい
- 交通騒音が少ない
- 近くに学校などがあり、子育てしやすい環境である
デメリット:
- 仕事や通勤に不便
このように「駅近エリア」と「自転車圏エリア」のメリット・デメリットは、真逆の関係にあります。
それに比べると「徒歩圏エリア」は他のいいところも悪いところもいい具合に兼ね備えているので、仕事や通勤・便利で楽しい生活・閑静な住環境いずれも、ほどほどということになります。
そのせいかマンションはこのエリアに多く建つ傾向があります。
どの場所にマンションを購入するかというのは、価値観・生活スタイルの違いなどで求める環境が違いますから他人や販売担当者がいくら便利だと勧めても、自分にとって便利でなければまったく意味がないということを覚えておきましょう。