高温プレスで製品品質が安定しない場合、緩衝材の性能が原因かもしれません。
目次
高温プレスにおける緩衝材の重要性
高温プレスは、高い熱と圧力を同時に加えて材料を成形する、非常にデリケートな工程で、適切でない緩衝材を使っていると、様々な品質問題を引き起こしてしまいます。
高温プレス工程において、なぜ「緩衝材」がこれほどまでに重要なのでしょうか?
緩衝材の役割
緩衝材がプレス機と材料の間に挟まり、様々な役割を果たします。
- 圧力の均一化
- 温度の均一化
- 材料の保護
- 設備の保護
もし、この緩衝材が高温プレスの環境に耐えられなかったり、性能が不十分だったりすると重要な役割を果たせず、結果として製品の品質低下や不良品の増加につながってしまうのです。
既存の高温プレス用緩衝材が抱える課題
現在、市場には様々な高温プレス用緩衝材がありますが、多くの製品が以下のような課題を抱えています。
- 耐久性の低さ: 高温プレスの繰り返し使用により、緩衝材自体が早く劣化し交換頻度が高くなり、ランニングコストが増加し、生産ラインの停止時間も長くなります。
- 性能の低下: 劣化が進むと、圧力分散性や熱伝導性が低下し、高温プレス時の温度・圧力ムラが発生することがあります。
- 耐熱性の限界: 使用する高温プレスの温度によっては、対応できる緩衝材が限られてしまいます。
- 品質の不安定さ: 緩衝材自体の品質にばらつきがあると、製品の仕上がりも不安定になり、歩留まりが改善されません。
これらの課題を解決し、高温プレス工程の品質と効率を向上させるためには、信頼できる高性能な「緩衝材」の選定が不可欠です。
高温プレスの課題を解決!TETLAS シリコーンゴム/アラミドクロス
日本ポリマー株式会社が提供する「TETLAS シリコーンゴム/アラミドクロス」は、高温プレス時の「緩衝材」選びにおける課題を解決するために開発された、積層型の耐熱緩衝材です。
TETLASは、アラミドクロスとシリコーンゴム、さらにガラスクロスを組み合わせた独自の5層構造(アラミドクロス/シリコーンゴム/ガラスクロス/シリコーンゴム/アラミドクロス)を採用しています。この革新的な構造が、高温プレス工程に特化した優れた性能を発揮します。
- 圧倒的な耐久性: アラミドクロスによる強力な補強で、高温プレスの繰り返し使用にも強く、従来の緩衝材と比較して交換頻度を大幅に削減できます。
- 優れた均圧・均熱性: シリコーンゴムの特性と積層構造が、プレス時の圧力と熱を材料全体に均一に分散させます。
- 業界トップクラスの耐熱性: 200℃までの高温プレス環境で安定して使用できるため、幅広い製造プロセスに対応します。
- 実績に裏打ちされた信頼性: 木質合板製造工程や基材製造工程といった、高い品質と安定稼働が求められる高温プレスの現場で、多くの実績があります。
TETLAS シリコーンゴム/アラミドクロスは、単なる緩衝材ではなく、高温プレス工程の品質を根本から改善し、生産性を向上させるための戦略的なツールと言えるでしょう。
高温プレス用緩衝材で品質と生産性を飛躍的に向上【まとめ】
高温プレスの課題は、適切な緩衝材を選ぶことで解決できる可能性が非常に高いです。
もし貴社の高温プレス工程で、現在の緩衝材に不満がある、あるいは製品品質の安定化を目指しているなら、ぜひ「TETLAS シリコーンゴム/アラミドクロス」の導入をご検討ください。
最適な「緩衝材」選びが、貴社の製造業における競争力を高める第一歩となるはずです。