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更年期障害と中国医学(漢方)

西洋医学での更年期障害の原因は女性ホルモンの分泌が卵巣機能の低下により減少し、そこから様々な症状が起こるとされています。


中国医学では、更年期障害の原因は老化による「腎」(ホルモンをつかさどる臓腑)の働きが弱まったためとされています。


腎は、腎臓と思われがちですがそうではなく、人は征精を蔵すと言われており、

両親からのもらった生命エネルギーと食物や飲物からもらった精米活動にエネルギーを蓄えるとされています。


閉経前の女性は、腎の働きが不足することによって症状が起こるといわれており、

中国医学では、腎の働きを正常に戻す漢方治療が主になされています。


中国医学での更年期障害の原因は「精と血の不足」とされているので、腎を補う漢方を主なベースにし、

イライラや気分の落ち込みなどの精神症状が強い場合には、気の巡りを良くする漢方を合わせたりします。

のぼせなどは、潤い不足とされており、潤いを加える漢方を、ホットフラッシュなどの熱に対するものは、熱を冷ます漢方などを組み合わせ、

更年期障害の症状を緩和させるのです。