学び・学習・資格

1級建築施工管理技士 出題傾向と対策

こんにちは! 資格ゲッターのコンソメチップス(兄)(@sono8932)です。

1級建築施工管理技士の傾向と対策を分析し、効率のよい勉強方法&勉強ツールを紹介致します。

○1級建築施工管理技士とは

「1級建築施工管理技士」は、施工管理士国家資格の1つです。

建設業における、大工工事、左官工事、鉄筋工事、防水工事、内装仕上げ工事等の「建築・躯体・仕上げ工事」で施工計画の作成・工程管理・品質管理・安全管理を行うことができる建設業法の「主任技術者」になれます。

また、経営事項審査の加点対象で5点の付与があります。

○受験申込

1級建築施工管理技士試験は、一般財団法人建設業振興基金により開催されます。

ホームページは「一般財団法人建設業振興基金」になりますので必ず確認して下さい。

申込受付期間

毎年2月初旬から受験申し込みが始まります。そして提出期間は、2週間(14日間)となっておりかなり短いです。各種提出書類を準備される方がいます。

・受験申込書購入(1月中旬~2月中旬 ネット販売)

・卒業証明書

・住民票

・申込用紙の記入(実務経験数を証明する物件情報等)

とまず受験申込書の手配から始まり、学校・役所等に行かないと手に入らない書類、実務経験を記入する際に参考とする過去の物件資料探し等、申込用紙を即日提出することは困難なので、事前に提出出来るように書類の手配を取っておくことをおススメします。

試験日・合格発表

【1級学科試験】

試験日:6月2週の日曜日 / 合格発表日:7月中旬

【1級実地試験】

試験日:10月2週の日曜日 / 合格発表日:翌年2月初旬

ちなみに合格発表は、合格発表日10時頃に一般財団法人建設業振興基金のホームページで検索することが出来ます。また合格通知は、合格発表日に発送すると思われますので家に到着すまで1,2日かかります。

合格基準

合格基準は、学科試験・実地試験ともに60%以上となっております。

学科試験については、マークシート形式で60問中36問正解で合格となりますので、試験後「速報」で答え合わせを行えば合否の確認を行えます。

また次の日になれば、「一般財団法人建設業振興基金」から解答・問題が公開されるので合否の確認がすぐに出来ます。

実地試験については、論述問題・配点不明等で合格発表まで合否が全く分かりません。

試験地

札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄の10地区で開催されております。

受験料手数料

学科試験:9,400円 / 実地試験:9,400円

※国家試験であり、上記受験手数料には消費税を含みません。(非課税)

受験要件

受験するには条件があり、下記の通り実務経験が必要となってきます。

学科 実務経験年数
指定学科卒業後 指定学科以外卒業後
 大学

専門学校「高度専門士」

3年以上  4年6ヶ月以上
短期大学

5年制高等専門学校

専門学校「専門士」 

5年以上 7年6ヶ月以上
高等学校

専門学校の「専門課程」

 10年以上 11年6ヶ月以上
その他(最終学歴問わず)    15年以上
2級建築士試験合格者  合格後 5年以上
2級建築施工管理技術検定合格者  合格後 5年以上
2級建築施工管理技術検定合格

後5年未満で右記の学歴の者

 短期大学5年制高等専門学校

専門学校「専門士」

 5年以上 9年以上
 高等学校

専門学校の「専門課程」

 9年以上 10年6ヶ月以上
 その他 14年以上

※「2級建築施工管理技術検定合格後5年未満で右記の学歴の者」と記載がありますが、「短期大学・5年制高等専門学校・専門学校「専門士」については、全く実務経験年数の短縮がありません。

 

○難易度・合格率

1級建築施工管理技士の合格率は、学科42.8%・実地41.0%となっており、勉強さえすれば難しい資格ではないことが分かると思います。

参考に、これまでの合格率を掲載しておきます。

H21年

2009年

H22年

2010年

H23年

2011年

H24年

2012年

H25年

2013年

H26年

2014年

H27年

2015年

34.9% 40.7% 37.3% 51.0% 47.0% 41.6% 43.6%

41.1% 47.0% 40.4% 34.4% 41.4% 40.2% 37.8%

 

H28年

2016年

H29年

2017年

H30年

2018年

H31年

2019年

H32年

2020年

H33年

2021年

平均

49.4% 39.7% 42.8%

45.6%  33.5% 41.0%

 

○勉強方法

「1級建築施工管理技士試験」の勉強方法を紹介したいと思います。

1級建築施工管理技士試験には、「学科試験」と「実地試験」が存在しそれぞれ勉強方法が違うので注意が必要です。

【学科試験】

学科試験の出題は、過去問からの転用問題が多く出題されます。よって「過去問」を暗記することが一番効率の良い学習方法となります。

私は、下記テキスト「分野別問題解説集 1級建築施工管理学科試験」をおススメします。

理由として、毎年ユーチューブに問題解説の動画をアップロードしてくれているので、机に向かって学習が出来ない状況でも耳で聞いて学習する事が出来る事です。時間の無いビジネスマンにとってスキマ時間をどれだけ学習に充てられるかが合格の鍵となります。

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また、スマホのアプリの「マイ四択問題」と言うモノも使い、隙間時間で過去問が出来る工夫をしました。これは過去問を、エクセルに貼りつける等の作業があるので、下準備の時間がかなりかかります。

誰かの作ってくれた勉強ツールを上手く使い、学習時間の確保をすることが合格の第一歩だと思います。

【実地試験】

実地試験の出題も過去問からの転用問題が多くなっておりますが、一番違う点は「施工経験記述」があることです。

配点が不明となっておりますが「施工経験記述」には、かなり高い配点のウエートがかかっているようです。私は、施工経験記述以外の解答がよありませんでしたが、施工経験記述で高得点が貰えたようで合格出来ました。しっかりと「施工経験既述」を対応することで合格が近くなります。

※施工経験記述例は、ある資格の学校で何度も添削された完璧なモノを準備していました。

施工経験記述の出題は「品質」「工程合理化」「副産物環境」の3つに絞られるので、事前に解答の準備が可能となっております。

資格の学校・通信教育等で施工経験記述の添削して貰うのが一番良いと思いますが、お金もかかる事なので上司や先輩に添削をお願いしましょう。出来たら文章力に長けている人に添削して貰うことで合格率は、格段に跳ね上がることでしょう。

〇学科試験の傾向と対策

学科試験に関しては、下の表の通り出題傾向が確立されております。

出題 区分 細分 細目 出題数 出題選択
午前 建築学等 建築学 環境工学 3 15問中12問解答(選択)
一般構造 3
構造力学 3
建築材料 6
設備その他 5 5問中5問解答(必須)
施工 躯体工事 13 25問中10問解答(選択)
仕上げ工事 12
午前 計 45 45問中27問解答
午後 施工管理法 施工計画 7 25問中25問解答(必須)
工程管理 4
品質管理 7
安全管理 7
法規 建築基準法 3 12問中8問解答(選択)
建設業法 3
労働基準法 1
労働安全衛生法 2
その他関連法規 3
午後 計 37 37問中33問解答
合計 82 82問中60問解答

〇実地試験の傾向と対策

1級建築施工管理技士の実地試験は、2年毎に出題傾向が変わりますので【奇数年度】【偶数年度】に分けて解説させて頂きます。

【奇数年度】

奇数年度(2017年度[平成29年度]、2019年度[平成31年度])の傾向と対策になります。

出題 出題項目 出題形式
問題No,1 施工経験記述 論述
問題No,2 施工管理(仮設計画 論述
問題No,3 施工(躯体工事関係) 論述
問題No,4 施工(仕上工事関係) 不適当箇所を訂正
問題No,5 施工管理方法(工程管理) 穴埋め
問題No,6 法規(建設業法・労働安全衛生法) 穴埋め
【偶数年度】

偶数年度(2018年度[平成30年度]、2020年度[平成32年度])の傾向と対策になります。

出題 出題項目 出題形式
問題No,1 施工経験記述 論述
問題No,2 施工管理(安全管理 論述
問題No,3 施工(躯体工事関係) 不適当箇所を訂正
問題No,4 施工(仕上工事関係) 論述
問題No,5 施工管理方法(工程管理) 穴埋め
問題No,6 法規(建設業法・労働安全衛生法) 穴埋め

問題No,1については、品質」「工程合理化」「副産物環境の3つについて、施工した物件で行ったことを具体的に記述する問題です。出題パターンは、ありますが・・・変更されることもありますので、しっかり3つとも論述の準備をした方がいいと思います。

問題No,2については、年度毎に「仮設設計」「安全管理」と問われることが入れ替わります。テキストで、建設機械の留意事項を確認し、過去問で学習するのが有効的だと思います。

問題No,3・4については、毎年度に「躯体工事関係」と「仕上工事関係」の出題形式が入れ替われいます。テキストで、躯体・仕上の知識を深め、過去問で学習するのが有効的だと思います。

問題No,5については、「建築工事の一連の流れ」と「各作業の関連性」をしっかりと覚え、ガントチャートを読むことが出来るようにしましょう。過去問学習が有効です。

問題No,6については、「建設業法」と「労働安全衛生法」の穴埋め問題です。テキストで、法規知識を深め、過去問で学習するのが有効的だと思います。穴埋めは、記述式となっているので、法規がどのような文言を使っているのか確実に覚えておく必要があります。

〇過去問データ

過去問を掲載しておきますが解説がありませんので、解答の解説付きの過去問集を購入することを強くおススメします。下記の過去問データは、模擬試験用としてお使い下さい。

※模擬試験で合格圏内の点数を何度も取れるようになると自信が付き、試験前の不安がなくなります。そこまでになれば合格間違えなしですね。

過去問 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年
学科
実地

 

過去問 H28年 H29年 H30年 H31年 H32年 H33年 H34年
学科
実地

最後に皆さんが、合格出来ることを祈っております。頑張って下さい。