こんにちは! 資格ゲッターのコンソメチップス(兄)(@sono8932)です。
1級土木施工管理技士の学科試験対策に、日本建設情報センターの受験準備講習会に2018年5月31日・6月1日の2日間参加して来ました。
今後、同講習会に社員を参加させようと思っている会社担当者・同講習会に参加する方の参考になればと思います。ちなみに私は「建築」「管工事」の施工管理技士を取得しておりますので試験について若干の知識を持ち合わせております。
〇受験準備講習会 概要
株式会社日本建設情報センター主催の土木施工管理技士の受験準備講習会
日本建設情報センターは、建設業系の資格に特化した講習会を開催している。年間約17,000人が講習会に参加しており実績は、業界トップクラスである。
受験準備講習会の概要ですが・・・
【開催地】:東京・大阪・名古屋・仙台・広島・福岡・新潟の7都市で行われている。
【講習プログラム】:講習会3日間コース(全18時間)・講習会2日間コース(全13時間)
【受験料】:44,000円(3日間コース)・39,000円(2日間コース)
となっており、今回私が受けた講習は、赤字のモノとなっております。
詳細については、日本建設情報センターのHPを閲覧下さい。
〇会場案内
今回私が受講したのは、2018年5月31日(木)・6月1日(金)の2日間コースとなります。
東京で受講しましたが会場は、飯田橋にある「飯田橋レインボービル」でした。都心部であり交通の便も良くアクセスは良かったです。
また開催時間は、9:30~17:00となっておりますが・・・開場時間は8:15頃になっておりますのでなるべく早い時間に行き、良い席を取ることをおススメします。後ろの席だと、講師の方が書いたホワイトボードの文字が見えません。
ちなみに私が行った平日は、70名ほどの方が参加していたのでほぼ満席となっておりました。休日ともなれば100~150名ほどの方が参加するとのことで更に広い会場となり、ホワイトボードも見難くなるでしょう。
〇講習内容
講習内容ですが・・・
・参考資料(テキスト)
1、1級土木施工管理技士 要点テキスト 市ケ谷出版社
1級土木施工管理技士 要点テキスト 平成30年度版 [ 高瀬幸紀 ] 価格:3,456円 |
※平成29年度のモノと比べてみましたが若干内容が違っておりました、日本建設情報センターオリジナルで内容を修正しているかもしれません。しかしベースは、要点テキストそのものです。
2、1級土木施工管理技術検定試験問題解説集録版 地域開発研究所
1級土木施工管理技術検定試験問題解説集録版(2018年版) [ 地域開発研究所 ] 価格:4,104円 |
3、受験対策資料 日本建設情報センターオリジナル【非売品】
4、講義参考資料 日本建設情報センターオリジナル【非売品】
3の受験対策資料は、先日参加した「受験準備講座」と同じでした。またプラスαで「重要な過去問」が掲載されておりました。
https://www.overcome1.com/2018/05/02/post-1890
となっております。
・講師
講師は、「日本建設情報センター」の3名となっております。
1、庄司正男 講師(1日目AM)
⇒信州大学卒業後、清水建設株式会社に入社し、土木技術部主査・土木部工事長・土木営業部副部長・営業部副部長などを歴任。
2、家入龍太 講師(1日目PM)
⇒京都大学・ジョージア工科大学などで土木工学を学び、JFEエンジニアリングに入社するも4年で日経BP社に転職し、ケンプラッツ編集長・建設局広告部企画編集委員などを歴任。現在「建設ITワールド」を運営しています。
3、清水一都 講師(2日目AM・PM)
⇒京都大学大学院を卒業後、清水建設株式会社に入社し18年間所属後独立。年間40日ほど、「土木」「建築」「管工事」の施工管理技士試験対策の講師を勤めている。また、施工管理技士の試験対策本を何冊か執筆している。
3名とも大学で土木工学を学び、現場で経験を積むと共に輝かしい経歴を持っている。資格も1級土木施工管理技士は当たり前に取得しており、1級建築士・技術士・コンクリート診断士・中小企業診断士など難関資格を取得・・・土木の専門家であり頭が良い方々である。
・講習内容
講習内容ですが講師別に講義スタイルが大きく違っておりました。
1日目AMの「庄司正男 講師」は、「1、要点テキスト」をメインとし試験に出そうな部分を読み合わせしていくスタイルでした。講習冒頭に「分からない所は、その場で覚えて下さい!」と言っていましたが・・・分からない所をその場で覚えられたら、資格取得に苦労しません。また講習スピードが速く、テキストにマーカーしているだけで次に行ってしまい、落ち着いて考える(=記憶する)時間などありませんでした。
1日目PMの「家入龍太 講師」も、「1、要点テキスト」をメインとしながらも過去問を解き解説していくスタイルでした。過去問を解くことにより、「要点テキストの内容」と「試験内容」がリンクし試験に沿った実践的な内容となっていました。
2日目の「清水一都 講師」は、「4、講義参考資料」をメインとして読み合わせしながら解説していくスタイルでした。「講義参考資料」自体が、過去問で出題された内容の集約された冊子となっているので全てを暗記出来れば試験で80%は、得点できるモノです。
となっております。2日目の「4、講義参考資料」と言う有益なテキストがありながら、なぜ1日目に「1、要点テキスト」をメインに講習するのか疑問を持ちました。
〇受験準備講習会 参加感想
受験準備講習会の参加感想は・・・
施工管理技士の学科試験については、過去問を中心として学習することが重要である。それは「3、受験対策資料」にも記載されており、テキストを辞典の様に使用するよう促されている。
過去問をやったことのある人なら分かることだが・・・「要点テキスト」には全ての土木施工に関する記述がされている訳ではないので、過去問に対応する内容が少ないと言える!
そんな中受験準備講習会の1日目に関して言えば、試験(=過去問)に対応する内容が少ない「要点テキスト」メインの講習となっており、試験の点数に直結する内容ではないと言えるだろう。
しかし受験準備講習会の2日目に関して言えば、試験(=過去問)に直結する知識の集約冊子となっている、日本建設情報センターオリジナルの教材「4、講義参考資料」メインの講習となっており、そのまま点数に結び付く講習と言え有意義であった。
・・・しかしながら講習費用39,000円という高額費用にも関わらず、費用対効果は少ないと言えます。
ちなみに私の会社では、当講習会に毎年十数人参加させて貰っているが、土木施工管理技士の学科試験に合格できるのは・・・3、4名程度となっており全国平均の合格率を大きく下回っている。結局のところ、学習は自己管理でしっかりと行って下さい!と言うものである。