「蛍光灯」と「白熱灯」のインテリア効果
部屋の雰囲気を変えるのに照明は、最も重要なインテリアアイテムです。
“照明”と言うのは、インテリアとして比較的安価で使うことが出来るコスパ良いアイテムです。照明が違うだけで、全く違った部屋の雰囲気を醸し出してくれます。
そんな照明について、「蛍光灯」と「白熱灯」にどのような効果があるか紹介します。
照明には、日常生活を送るための「明かり」と「演出」という2つの役割があります。
何度も言いますが“照明”は、インテリアアイテムの中でも、比較的安価で効果が非常に高いことが特徴です。
手間やお金をかけたくない模様替え時には、照明を使うのが最適です。
まず、“蛍光灯”と“白熱灯”の違いですが・・・
◆蛍光灯
鮮やかな白色で、影ができにくく、室内を明るく照らします。白熱灯よりも消費電力が少ないため長く使うことができ、長時間点灯するリビングなどに向きます。
◆白熱灯
印象が暖かく、趣のある空間を作り出すことができ寝室など、雰囲気を大切にしたい所に生かしたい照明です。
次に、場所に合わせた照明選びのポイントです。
- ダイニングキッチンには、料理が美味しそうに見える“白熱灯”の光が効果的です。家具や食器を茶色~緑色系のアースカラーで揃えれば、なお統一感が出ます。
- リビングの照明は、明るく楽しげな雰囲気が出せる“蛍光灯”が効果的です。テレビやパソコンの画面が悪目立ちしない程度の照明が理想的です。具体的には10畳の部屋で100Wぐらいの照明を目安にします。
- バスルームには“白熱灯”が適しています。“蛍光灯”では肌が青白く見えてしまいます。
- 玄関は、疲れて帰宅した時、またお客さんを迎える時に入り口となる場所ですので明るいイメージになる“蛍光灯”がいいでしょう。
照明について、さわり程度ですが、具体的な効果等説明しました。
一概に照明と言っても“蛍光灯”と“白熱灯”によって、部屋の雰囲気がガラリと変わります。
この雰囲気の差については、家電量販店などで実際に照明を見るのが一番良く雰囲気をつかみ易いと思います。
インテリアとしての間接照明の使い方
インテリアアイテムの照明は、光の当てかたによりその効果はガラリと変わって来ます。
照明方式として「直接照明」「間接照明」「半間接照明」と言う3つの照明方式があります。
その中でも一番光の演出効果が得られるのが「間接照明」になります。
間接照明とは「直接光源が見えない、壁や天井など建築物の躯体に光を当て、反射光で室内を照らす照明」のことを指します。物を見るためではなく「空間を見せるための光」それが間接照明です。
間接照明の光は、反射光でまぶしくない柔らかな光となるので、特にリラックスしたい場所で本領を発揮します。例えば、寝室やリビングでは、間接照明を低い位置に設置することがオススメです。
他の家具やインテリアも低めにして部屋の重心を低い位置に置くことで、圧迫感がなく落ち着いた・くつろぎ空間を作りだすことができます。
また光を壁に当てることで天井は高く感じられ、結果として部屋は広く見えます。部分的に照らすことで明るさの濃淡を作り、部屋を立体的に見せることができます。
住宅事情の悪い日本でも、間接照明を効果的に使うことで、空間を広々と感じさせることができます。
一つの照明で部屋全体を照らす方法よりも多様な空間演出が楽しめる点も、間接照明の魅力です。
光の演出には、見せたいものをより引き立てる効果もあります。観葉植物にはスポットライトを使って、下から上へのアッパーライティングをすると、影が効果的にできます。
自然界では下から上へと光が当たることはないので、アッパーライティングにより非日常的、幻想的な雰囲気が生まれます。また、デッドゾーンになりがちな部屋の隅に光源を置くと、空間に広がりが出てきます。壁に飾った絵画をスポットライトで照らしても、立体感が生まれて素敵です。
直接照明とは違い、間接照明は「空間を見せるための光」と言う意味合いでは、正にインテリアと言っても過言ではないでしょう。
間接照明は、使い方が難しいので紹介した方法を参考に自分なりの照明演出を作り出して下さい。